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老後のための貯蓄、最低限必要な目標ってどのくらい?

老後のために貯蓄や投資などをしていきたいのですが、最低限どれくらいの貯蓄を目標にしたら良いのかわからず不安です。目安はありますか?
また、少額でも投資できて続けられそうな方法があれば教えて下さい。
ちなみに、現在42歳です。

貯金
2017/09/25
606

A回答

野村 智恵

野村 智恵

1級ファイナンシャル・プランニング技能士

このFPさん
について

老後のための貯蓄は、準備期間も長く、目標を設定しづらいと思われる方も多いです。
実際どのくらい貯蓄が必要かは、その方の生活スタイルにより異なるので、ご自身に合った老後資金の考え方を見てみましょう。

① 現在の生活費を算出する

毎月の生活費はどのくらいですか?一度きちんと洗い出してみましょう。もちろん趣味、娯楽の費用も忘れずに。

② 老後の生活費を見積もる

老後だからといって、それまでより極端に生活水準を落とすのはなかなか難しいものですので、①で出た金額をもとに、老後の生活費を考えてみましょう。
ここで大切なポイントは住居費です。現在実家にお住まいで、将来ご自身で住居を準備する可能性がある場合、支出に大きな差が出ますので必ず確認しておきましょう。
また、光熱費や食費も現在と負担の差が出るようなら加味しておきましょう。年間いくらになるでしょうか?

③ 老後受け取れる年金などを見積もる

毎年届くねんきん定期便を参考に受け取り予想額を算出しましょう。
ただし、ねんきん定期便に記載されている金額は、あくまでこれまでの加入月数に応じた年金額(50歳未満の場合)。
実際に受け取れる金額を知るには手計算も必要になるのでご注意を。Webサイト「ねんきんネット」に登録しても試算できますよ。
ご自身で加入している個人年金保険などがあればそれらも加味してください。

④ 老後のために準備する資金を計算する

年金受給(65歳)までお仕事を続けると想定した場合、②-③で出た金額が老後資金として準備したい1年分の金額です。
これに65歳時点の平均余命年数(24年)をかけることで大体の必要資金を見積もることができます。
例えば②-③=60万円(年金だけでは月5万円足りない)の人は、60万円×24年=1440万円 が目標額の目安です。
                                                                   

少額からできる投資ですが、最近は月数百円から積立できる投資信託もありますよ。証券会社によっては月100円から可能なんてところも。
ただし、運用目的を老後資金に限定するならば、まずは投資信託を選択した個人型確定拠出年金を始めることをおすすめします。

個人型確定拠出年金は
・月5000円から始められる
・60歳まで受け取れない、老後資金作りに特化した自分年金制度
・同様の種類なら通常の投資信託よりも手数料が安い
・運用益にかかる20%超の税金が非課税
・掛金全額を所得から差しひけ、その分所得税や住民税を抑えられる

などの特徴があり、投資と節税を同時にできるメリットがあります。
もし今後収入が増えたら、年1回掛金額を変更できますので、ぜひ掛金も増やしてくださいね。節税効果も高まり、老後資金も貯まります。
余裕資金ができたら、新たな投資にもチャレンジして、是非相談者様らしい明るい未来を目指してくださいね。

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